2024年8月6日、エナジードリンクの世界的リーダーであるレッドブル社(本社・オーストリア)とNTT東日本は、J3リーグ所属の大宮アルディージャおよび大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社の全株式をレッドブル社に譲渡する契約を締結しました。
この歴史的な株式譲渡は、2024年9月に完了する予定です。外資系企業が単独でJリーグクラブのオーナーとなるのは、これが初めてのケースです。
レッドブルのスポーツへの情熱
レッドブルはその名の通り、エナジードリンクで知られていますが、実はスポーツ界でもその存在感を強めています。
過去には日本代表MF南野拓実が在籍していたオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルク、ドイツ1部のRBライプツィヒ、そしてブラジル1部のレッドブル・ブラガンチーノなど、多くのサッカークラブを経営しています。
また、自動車レースの最高峰であるF1にも強豪チームを保有し、数々のタイトルを獲得しています。
今回のJリーグ参入は、日本国内でのブランド知名度向上を目指した戦略の一環とされています。
大宮アルディージャとレッドブルの新たなスタート
引用:読売新聞の大宮アルディージャ、レッドブルが経営権…「名門クラブの一つにするために貢献したい」
さいたま市を拠点とする大宮アルディージャは、現在J3リーグで首位を独走し、1年でのJ2復帰を目指しています。
関係者によると、レッドブル側はさいたま市内での練習後、クラブハウスで説明会を実施し、選手・スタッフに今後の方針を共有しました。
今シーズン中はクラブ名やクラブカラーの大きな変更は予定されていないものの、将来的には変更される可能性があり、その際にはJリーグの承認が必要です。
レッドブル社の概要
レッドブル社は、1984年にオーストリア人のディートリヒ・マテシッツ氏(2022年死去、享年78)によって設立されました。
東アジアの機能性飲料にインスピレーションを受けたマテシッツ氏は、1987年にエナジードリンク「レッドブル」を発売しました。
現在、レッドブルは世界No.1のシェアを誇り、2023年には121億3800万本を販売しました。
グループの売上高は10兆5540億ユーロ(約1811兆6337億円)に達しています。
まとめ
レッドブル社と大宮アルディージャの提携は、エナジードリンク業界とサッカー界の双方にとって大きな注目を集めています。
エナジードリンク「レッドブル」とJリーグクラブ「大宮アルディージャ」という異なる業界の融合が、どのような相乗効果を生み出すのか、今後の展開が非常に楽しみです。
頑張れ!大宮アルディージャ!!
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