CANDY TUNEとは?結成背景からメンバー紹介、人気の理由まで徹底解説

芸能人

CANDY TUNE(キャンディチューン)は、2023年にデビューした7人組の女性アイドルグループです。

原宿発のカルチャーを世界へ発信するアソビシステムの新プロジェクト「KAWAII LAB.」から生まれ、所属事務所はアソビシステムになります。

グループ名「CANDY TUNE」には「優しい人」を意味する「CANDY」と「調和・旋律」を意味する「TUNE」を組み合わせ、「個性豊かなメンバーが集まりポップなメロディを奏でてほしい」という願いが込められています。

ファンの愛称は「あめちゃん」で、グループの略称は「きゃんちゅー」です。

本記事では、CANDY TUNEの結成の背景やプロデュース体制、個性あふれるメンバーのプロフィール。

そして、TikTokやYouTubeでの活動や人気曲、さらになぜ今注目を集めているのかといったポイントを詳しくご紹介します。

特に、中年層にも支持されるその魅力に迫り、思わず応援したくなる理由を探っていきましょう。

結成の背景とプロデュース体制

公式サイト:https://kawaiilab.asobisystem.com/

CANDY TUNEは、アソビシステムが2022年に立ち上げたアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」の第3弾グループとして誕生しました。

KAWAII LAB.は「原宿から世界へ」をコンセプトに掲げ、日本のアイドル文化を世界に発信することを目指したプロジェクトです。

総合プロデューサーを務めるのは元むすびズムのリーダーでもある木村ミサさんです。

彼女のもとでオーディション「KAWAII LAB. AUDITION 2022」が開催され、メンバーが選出されました。

ボイストレーナーとしては元アイドリング!!!の遠藤舞さんが指導にあたり、本格的な育成体制が整っています。

オーディションでは約応募者の中から選ばれた7名がグループを結成し、2023年2月にグループ名「CANDY TUNE」が発表されました。

同年3月14日、渋谷Spotify O-EASTで開催されたお披露目イベント「KAWAII LAB. SESSION CANDY TUNE」にて正式デビューを果たしています。

レーベルはKAWAII LAB. / ASOBIMUSICで、アソビシステム直轄のもと楽曲制作やプロモーションが行われています。

こうした背景から、CANDY TUNEはアソビシステムが持つ原宿系カルチャーのノウハウと、木村ミサさんのプロデュースセンスを融合させた「ネオ原宿アイドル」とも言える存在です。

結成当初からSNSを活用したグローバル戦略が取られており、後述するようにTikTokなどで早くも話題を集めました。

また、メンバー全員が20歳以上の“大人アイドル”である点も特徴で、後述するファン層の広さにもつながっています。

木村ミサさんの詳しい記事はこちら「木村ミサ、むすびズムのリーダーから「KAWAII」を世界へ」を読んでください。

メンバー構成と担当カラー・特徴

CANDY TUNEは7人組で、それぞれに担当カラーと個性的なキャラクターが設定されています。

ここでは各メンバーのプロフィールや経歴、キャラクターの特徴をご紹介します。

福山梨乃(ふくやま りの) – 水色担当

Instagram:https://www.instagram.com/rinomaru_/

グループ最年長で1997年生まれの27歳(2025年時点)です。

ニックネームは「りのまる」。過去にはAnchor Ladyアキシブprojectといったアイドルグループで活動した経験があり、20年以上のダンス歴を持つ実力派です。

帰国子女で英語が堪能な上にバスケットボール観戦が趣味で、なんとE級審判ライセンスまで取得したスポーツ女子という一面も。

メンバーやファンからは「きゃんちゅーのおんに(お姉さん)」と呼ばれる頼れる存在で、ダンススキルを活かして振付にも関わるなどグループを引っ張っています。

小川奈々子(おがわ ななこ) – ミントグリーン担当

Instagram:https://www.instagram.com/__nchisan__/

1999年生まれの25歳で、ニックネームは「なちこ」です。

北海道出身で、以前は#LOG1N(ログイン)というSNS発のインフルエンサーアイドルグループで活動していました。

フィギュアスケートを9年間習っていた経歴があり、その経験から培われたバランス感覚や表現力がパフォーマンスにも活かされています。

おしゃれにもこだわりが強く、「前髪の安定は精神の安定」という独自のモットーを掲げる一面も。

柔らかい雰囲気とマイペースさで周囲を和ませるキャラクターです。

村川緋杏(むらかわ びびあん) – ピンク担当

Instagram:https://www.instagram.com/murakawabibiann/

1999年生まれの25歳、ニックネームは「びびちゃん」。

秋元康プロデュースのHKT48出身で、2015年から2022年まで約7年半もの間アイドルとして活動していたベテランです。

HKT48時代の培ったプロ意識と抜群のステージ慣れで、完璧な立ち居振る舞いでファンを魅了します。

ファッションが大好きで、グループの衣装プロデュースに携わることもあるとか。お茶目でサービス精神旺盛な性格で、時折博多弁が飛び出す親しみやすさも魅力です。

南なつ(みなみ なつ) – オレンジ担当

Instagram:https://www.instagram.com/nattanntan/

2001年生まれの24歳、ニックネームは「なったん」

グループ唯一の元アイドル未経験者で、デビュー前はモデルやグラビアを中心に活動していました。

2019年、「ミスiD2020」に選出された経歴を持ち、女性ファッション誌『ViVi』の賞も受賞しています。

フィリピンとスリランカのハーフで彫りの深い顔立ちが特徴的。

加入後は『ヤングマガジン』にソロで登場するなど、その抜群のビジュアルが話題になりました。

未経験ながらも努力でカバーし、堂々としたパフォーマンスで見る人を惹きつけるガッツあふれるキャラクターです。

立花琴未(たちばな ことみ) – 赤担当

Instagram:https://www.instagram.com/kotomi_5chan/

2002年生まれの22歳、ニックネームは「ことみん」や「こっちゃん」。

福岡県出身で、Ange et Follettaという2年間限定ユニットやアフィシャナドゥというグループに“大島琴未”名義で所属し、2つのアイドルグループを兼任して活動した経歴があります。

いずれも2021年に卒業し、一度アイドル活動を離れましたが、CANDY TUNEで再起を果たしました。

身長165cmとメンバー内で一番の高身長で、10年習ったモダンバレエ仕込みのしなやかな手足がステージ映えします。

一見クールに見えますが、天然な抜けキャラで「1000万回再生されたアイドル」としてSNSでバズったこともあり、飾らない人柄にハマるファンが続出しています。

宮野静(みやの しずか) – 紫担当

Instagram:https://www.instagram.com/miyano_shizuka/

2002年生まれの22歳、ニックネームは「しーちゃん」。

元AKB48・佐藤栞さんプロデュースのアイドルグループ刹那的アナスタシアで「神谷雫架」という名前で活動していた経歴があります。

スペイン、フィリピン、ロシア、日本のクォーターという国際的なバックグラウンドを持ち、彫りの深い人形のような顔立ちが印象的です。

メンバー随一とも言われる高い歌唱力の持ち主で、その透明感のある歌声はグループの楽曲のクオリティを底上げしています。

アニメやゲーム好きのオタク気質な一面もあり、趣味の合うファンから親近感を持たれています。

桐原美月(きりはら みづき) – 青担当

Instagram:https://www.instagram.com/kirihara_mizuki/

2003年生まれの21歳で、グループ最年少ニックネームは「きりちゃん」。

茨城県水戸市のローカルアイドル水戸ご当地アイドル(仮)で2018年まで活動し、その後オーディションから生まれたグループリルネードに2019年の結成時から参加、2022年まで在籍していました。

10代の頃から複数のグループを経験している生粋のアイドルで、若いながらも芸歴は豊富です。

148cmと小柄ですが20代前半とは思えない大人びた雰囲気があり、水着グラビアに多数登場したこともあるなど芯の強さを感じさせます。

韓国語の勉強が趣味で努力家な一面も持ち、グループの末っ子ポジションとして愛されています。

CANDY TUNEメンバーまとめ

CANDY TUNEメンバーまとめ

CANDY TUNEのメンバーたちは全員成人済みで、それぞれ異なる経歴や個性を持ちながらも「優しさ」や「ポップさ」というキーワードでまとまったグループです。

元48グループ出身者から、モデル上がり、地方アイドル経験者まで多様なバックグラウンドを持つ7人が集まり、「さまざまなフレーバーのキャンディが集まったような個性豊かなグループ」というコンセプトを体現しています。

活動内容:SNS発信からライブまで

TikTok・YouTubeでの発信力

CANDY TUNEはデビュー当初からTikTokやYouTubeなどのSNSを積極的に活用してファン層を拡大してきました。

特にTikTokでは、振付がキャッチーで真似しやすいダンス動画が話題になり、デビュー曲の一つ「キス・ミー・パティシエ」は2023年にTikTok上で大きな人気を博しました。

可愛らしいお菓子作りの振付が特徴のこの曲は、多くのユーザーに真似されて拡散し、CANDY TUNEの存在を広めるきっかけとなりました。

公式TikTokアカウントではメンバー自身がトレンドに合わせたダンスチャレンジ動画やオフショット、ユーモアあふれる短動画を次々と投稿し、フォロワーを増やしています。

実際、彼女たちのTikTok総再生数はデビューから2年足らずで驚異的な数値を記録しており、その「バズり力」は他の新世代アイドルと比べても抜きん出ています。

YouTubeでは公式チャンネルにてミュージックビデオ(MV)を精力的に公開しているほか、メイキング映像やメンバーによるバラエティ企画、ドキュメンタリーシリーズなど多彩なコンテンツを配信しています。

例えば、メンバーが体当たりで様々な企画に挑戦する「バラエティチャレンジ」動画や、ライブの裏側に密着したドキュメンタリー映像はファン必見です。

2025年5月時点で公式YouTubeチャンネルの登録者数は20万人を突破し、総再生回数も1億8千万回以上に達しています。

これはデビュー2年目の新人としては異例の数字で、いかにSNS経由で幅広い視聴者を取り込んでいるかが分かります。

SNSでの発信において特筆すべきは、メンバー自身の積極性事務所スタッフのサポートがうまく噛み合っている点です。

メンバーたちは日頃からTwitter(X)やInstagramでも自ら情報発信を行い、ファンとのコミュニケーションを図っています。

木村ミサプロデューサー率いるアソビシステムのチームも、SNS活用のノウハウを伝授し戦略的に拡散を狙った企画を実施しており、その相乗効果で短期間に知名度を飛躍的に高めました。

例えば、TikTokで流行させたい楽曲があれば「縦一列から左右に飛び出す」ようなインパクトのある振付バージョンを考案し(後述の「倍倍FIGHT!」がその例)、メンバー自らそれを投稿・拡散するといった具合に、SNS時代ならではの仕掛けを次々と打ち出しています。

ライブ・イベント出演

グループとしてのライブ活動も精力的に行われています。

デビュー初年度の2023年3月にはお披露目ライブを成功させ、同年6月にはSpotify O-WESTで初の単独公演を開催しました。

2024年には1st ANNIVERSARY TOUR 2024と題した初のライブツアーを実施し、東京・大阪・福岡など各地で公演を開催。

翌2025年には結成2周年を記念した初のホールツアー「CANDY TUNE 2nd ANNIVERSARY TOUR 2025 〜CANDY CANDY PARTY〜」の開催も決定し、彼女たちの勢いを示しています。

ツアーファイナルは幕張イベントホールという大規模会場で行われ、デビュー当時からの成長ぶりを見せつけました。

ライブでは、TikTokでおなじみの曲はもちろん、ファンと一体になれる盛り上がり曲から胸に沁みるバラード曲まで、メリハリのあるセットリストで観客を楽しませています。

振付に合わせてファンが一緒に踊ったり、曲中のコール&レスポンスで会場が一体となったりと、一度ライブを体験すると「また現場に行きたい!」と思わせる魅力があります。

また、イベント出演も積極的で、2024年2月にはJAPAN EXPO THAILAND(タイ・バンコクの日本文化イベント)に招待され海外ステージデビューも果たしました。

「原宿から世界へ」のコンセプト通り、日本国内に留まらず海外にもCANDY TUNEの可愛さと元気を届け始めています。

ファンとの触れ合いイベント(リリースイベントや特典会)も大切にしており、握手会やチェキ会ではメンバーが一人ひとり丁寧にファン対応してくれると評判です。

特にリリースイベントでは女性ファンの参加も多く、アットホームで温かい雰囲気の中で新規ファンも参加しやすい環境作りがされています。

こうした地道なライブ・イベント活動が、SNSで興味を持った層を実際の熱心なファン「あめちゃん」へと転化させる原動力となっています。

メディア出演と露出

CANDY TUNEはメディア露出も徐々に拡大しています。

2024年10月からはCBCテレビでグループ初のレギュラー番組となる『お歌詞もぐもぐ』がスタートし、メンバーがMCを務める番組で歌詞の世界を楽しく掘り下げる内容が話題を呼びました。

検索元:https://hicbc.com/tv/okashi-mogumogu/

地上波でのレギュラー番組出演により、お茶の間にも名前が知られるようになっています。

音楽番組への出演も果敢にチャレンジしており、2024年10月にはTBS系列『CDTVライブ!ライブ!』に出演して代表曲「キス・ミー・パティシエ」を披露しました。

さらに大きな転機となったのが、2025年5月23日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』への出演です。

アイドル界の新人としては異例の単独出演で、TikTokでバズっていた「倍倍FIGHT!」を生パフォーマンスし、大きな反響を呼びました。

同日にはYouTubeの人気チャンネル『THE FIRST TAKE』にも初登場し、緊張感漂う一発撮りで「倍倍FIGHT!」を歌い上げる姿が公開されています。

このようにネット発の人気がテレビやYouTubeの大型チャンネル出演へとつながり、CANDY TUNEは「ネットとマスメディアの両方で注目される存在」へと成長しました。

その他にも、メンバー個々の活動としてラジオ出演や雑誌グラビア、モデル活動など多方面での活躍が見られます。

例えば福山梨乃さんはバスケ好きが高じてバスケットボール関連の媒体でインタビューを受けたり、南なつさんはヤングマガジンにソログラビア掲載されたりと、それぞれの個性を活かしたメディア露出も増えています。

グループ全体として2024年末の「Yahoo!検索大賞2024」ネクストブレイク部門(人物)に選出されるなど、世間から「次に来るアーティスト」として期待を集める存在となりました。

なぜ今CANDY TUNEが注目されているのか

CANDY TUNEがここまで注目を集める理由には、SNS戦略の巧みさと“時代が求める偶発性”を自ら引き寄せた点が挙げられます。

前述の通り、彼女たちはTikTokでのバズを積極的に狙った仕掛けを行い、実際に「キス・ミー・パティシエ」がグループの知名度を一気に押し上げるヒットとなりました。

さらに追い風となったのが、「倍倍FIGHT!」の大ブレイクです。もともとこの曲は2024年春に配信リリースされライブでも披露されていたものですが、翌2025年に入ってからメンバー発案の新ダンス動画がTikTokで突如バズり始めたのです。

「倍倍FIGHT!」の振付は、それまでの横一列フォーメーションを縦一列に並び替え、曲のキメでメンバーが左右に勢いよく飛び出すインパクトのあるものでした。

このユニークな振付が「面白い!」とユーザーの目に留まり、多くの人が真似して投稿。一気にTikTok上で楽曲使用数が増え、2025年2月末にはTikTokの楽曲チャートと人気曲ランキングで同時に1位を獲得するまでに至りました。

また、有名TikTokerやインフルエンサー(例えば人気クリエイターのなえなのさんや梶原叶渚さんなど)が「倍倍FIGHT!」の音源を使って動画を投稿したことも拡散に拍車をかけ、CANDY TUNEは「TikTok発信で地上波まで駆け上がったアイドル」として大きな話題をさらいました。

この成功の背景には、時代性を意識した楽曲コンセプトと綿密なSNS活用戦略があります。

KAWAII LAB.のグループは一貫して「かわいさ全開の楽曲」や「自己肯定感を高めるコンセプト」を持っており、それが偶発的なバズを呼び込みやすい土壌になっていたと指摘されています。

CANDY TUNEの場合、その“偶発性”をさらに自分たちの力で引き寄せるため、ダンス動画の工夫や著名人とのコラボなど戦略的な展開に踏み切った点が特筆されます。

実際、「倍倍FIGHT!」ヒットの裏ではメンバー自身もSNS上で積極的に発信し続け、スタッフと二人三脚でトレンドを生む努力を重ねていました。

その結果、2025年にはMusic StationやTHE FIRST TAKEといった大舞台につながり、一気に知名度が全国区になったのです。

さらに今注目される理由として、メンバー個々のキャラクターが立っていることも大きいでしょう。

7人それぞれが経歴も個性も違うため、見る人によって「この子面白い!」「この子推せる!」と思えるポイントが必ず見つかるグループです。

例えば元HKT48の村川さんは48時代からのファンが付き、福山さんのようにダンスやスポーツに秀でたメンバーは女性支持も得やすく、小川さんや宮野さんのようにオタク趣味を持つメンバーは同じ趣味の層に響くなど、多方向にアピールできる強みがあります。

その総合力がSNSを通じて拡散され、「CANDY TUNEって最近よく聞くけど面白そうだね」と幅広い層の関心を集めているのです。

人気曲・話題曲の紹介とその魅力

CANDY TUNEには思わず口ずさみたくなるキャッチーな楽曲が揃っています。ここでは特に人気の高い曲や話題になった曲をピックアップして、その魅力をご紹介します。

キス・ミー・パティシエ

デビュー直後からファンに愛されている代表曲で、CANDY TUNE初期の象徴的ナンバーです。

お菓子作りにたとえた甘い歌詞と、「好き好きスイーツ」のような中毒性あるフレーズ、そしてキュートなお菓子職人ダンスが特徴です。

TikTokで振付が大人気となり、アイドルファン以外の若者にも広く楽しまれました。曲調はポップで明るく、恋する女の子の純粋な気持ちと不安定な心模様を表現した歌詞には共感する声も多いです。

2024年8月にはこの曲が記念すべき1stシングルCDとしてリリースされ、オリコン週間ランキング9位を獲得するヒットとなりました。

CANDY TUNEといえばまずこの曲、というほどの代表曲なので、まずチェックしておきたい一曲です。

倍倍FIGHT!

今やCANDY TUNE最大のヒット曲となった一曲。

元々は2024年春に配信されたデジタルシングルでしたが、翌年にTikTokで突如バズり、グループ最大のブレイクの原動力となりました。

曲調は疾走感のある応援ソングで、サビで繰り返される「倍!倍!ファイト!」という掛け声が耳に残ります。

振付は先述したようにメンバー考案の縦一列ジャンプダンスで、これを真似した動画が次々投稿され社会現象的な広がりを見せました。

野球の試合前パフォーマンスで披露された際にはプロ野球選手が一緒に踊る様子が話題になり、スポーツファンにも楽曲が浸透しました。

明るく前向きな歌詞とエネルギッシュなビートは聴くだけで元気をもらえると評判で、2025年5月のMusic Station出演でもお茶の間に強い印象を残しました。

アイドルファンのみならず「最近よく耳にする曲」として幅広い世代に知られている、CANDY TUNEの最大のアンセムと言えるでしょう。

必殺あざとポーズ

2023年11月にデジタルリリースされた楽曲で、その名の通り“あざとかわいい”ポーズをテーマにしたユニークな一曲です。

曲中にはセリフ調の歌詞が散りばめられ、「上目遣い」「困り顔」「手をぎゅっと握る仕草」といった必殺あざとポーズが次々と繰り出される振付が特徴となっています。

MVの監督は「あざとかわいい系ソング」の代表格『私の一番かわいいところ』を手掛けたナカジマセイト氏が担当し、メンバーそれぞれとのデート風景をイメージした映像も話題になりました。

メンバーが見せる100%アイドルな仕草に「可愛すぎて尊い…!」との声が続出し、ライブでも盛り上がるキラーチューンです。

一見タイトル通りあざといだけの曲に思えますが、コミカルさもあって男女問わずクスッと楽しめるエンタメ性の高い作品と言えます。

君もゾンビですか ゾンビですね

2024年ハロウィンシーズンにリリースされたユニークなハロウィンソングです。

可愛らしい曲調に「ゾンビ」というちょっぴりダークな要素をミックスしたギャップが魅力で、キャッチーなサビとイタズラ心あふれるアレンジがクセになると評判になりました。

MVではメンバーがゾンビメイクに挑戦し、いつものカラフルでポップな姿とのギャップを見せています。

怖可愛いコンセプトが受けてTikTokでもハロウィン時期にこの曲の音源が多用され、「ゾンビダンスチャレンジ」なるハッシュタグも登場しました。

他の曲とは一味違う世界観で、CANDY TUNEの表現力の幅広さを感じられる一曲です。

この他にも、「TUNE MY WAY」や「CATCH YOU」といったデビュー初期の爽やかなポップチューンから、最新曲「推し♡好き♡しんどい」(推し活の切なさを歌った2ndシングル表題曲)まで、CANDY TUNEの楽曲はバラエティ豊かです。

共通しているのは耳に残るメロディーと前向きで可愛いコンセプトであり、聴けば聴くほどハマっていく中毒性があります。

「あめちゃん」(ファン)の間では既にライブで定番の盛り上がり曲がいくつも生まれており、新曲が出るたびにどんなテーマで来るのか期待を裏切らないグループと言えるでしょう。

ファン層と中年層にも広がる魅力

CANDY TUNEは、その戦略と魅力によってファン層が非常に幅広いことも特徴です。

10代・20代の若年層から、30代以上の中年層まで、男女問わず様々な人が彼女たちを応援しています。

特に従来の地下アイドルシーンでは男性ファン中心になりがちですが、CANDY TUNEの場合は女性ファンの比率も高く、実際にリリースイベントでは女性が半数以上を占めることもあるほどです。

これはTikTokやYouTubeでの露出により、アイドルオタク以外の一般層や女性層にもリーチしている証と言えます。

可愛いだけでなくコミカルで親しみやすいコンテンツは、女性から見ても「推しやすい」「友達に勧めたい」と感じさせる魅力があるのでしょう。

一方で、中年層のファン、特に30~40代の男性ファンからの支持も厚くなっています。

その理由の一つがメンバー全員が20代中旬で大人であることです。

平均年齢が20代中盤ということもあり、落ち着いた対応やトーク力も備えているため、年上のファンでも安心して応援できる空気感があります。

「アイドルは好きだけどあまりに若すぎる子だと少し抵抗がある…」という往年のアイドルファンにとって、CANDY TUNEは丁度良い存在なのかもしれません。

また、メンバーそれぞれが過去の経験を経て再挑戦しているストーリー性も、中年層の心を打つポイントです。

例えば村川さんや立花さん、桐原さんのように前のグループが解散・卒業して一度夢破れながらも再びステージに立っている姿には、「もう一度チャンスを掴んで頑張っている健気さ」を感じて、思わず応援したくなるという声が聞かれます。

さらに、中年層へのアプローチとして懐かしさと新しさのバランスも挙げられます。

楽曲のテイストには王道アイドルソングの懐かしい雰囲気と、現在風のSNS映えするエッジが共存しており、かつてアイドル全盛期を知る世代にも刺さるものがあります。

例えば「必殺あざとポーズ」のような遊び心満載の曲は昭和・平成のバラエティソング的でもありつつ、映像はモダンでスタイリッシュです。

また、ライブでのコールや振付参加など往年のアイドル文化も大事にしながら、SNSでのエンタメ要素も取り入れるというハイブリッドさが、古参アイドルファンと新世代ファンを繋いでいます。

ファンから「CANDY TUNEを推したくなる理由」としてよく挙がるのが、メンバーとファンの距離感の近さと温かです。

SNSでのコメント交流やイベントでの神対応はもちろん、グループ名にある「CANDY(優しい人)」のイメージ通り、メンバー同士もファンにも優しく思いやりに溢れています。

その雰囲気が伝わるからこそ、中年のファンも「娘や妹を見守るような気持ち」で安心して推せるのでしょう。

実際、ライブ会場では親子で訪れるファンの姿も見られ、世代を超えて楽しめるアイドルとして存在感を増しています。

まとめ:CANDY TUNEは原宿発、新時代の“みんなのアイドル”

CANDY TUNEは結成からわずか数年で、ネットとリアルの両面で大きな飛躍を遂げた注目のアイドルグループです。

アソビシステムのプロデュース力のもと、「原宿から世界へ」という旗の下に個性豊かな7人が集まり、TikTokをはじめとするSNSで強烈な発信力を発揮しながら、着実にファンベースを広げてきました。

かわいさとポップさで世界を魅了するというビジョンを着実に実現しつつある彼女たちは、アクセスアップを狙う今注目のキーワードでもあります。

メンバーそれぞれの背景やキャラクターを知れば知るほど、CANDY TUNEの奥深い魅力に引き込まれることでしょう。

楽曲も振付もエンターテインメント性抜群で、見ているだけで笑顔になれるハッピーオーラがこのグループには満ちています。

中年層のあなたも、まだ若いあなたも、「あめちゃん」の一員になって一緒にCANDY TUNEを応援してみませんか?きっとライブやSNSで彼女たちの元気と優しさに触れれば、その人気の理由に納得できるはずです。

CANDY TUNEはこれからも進化を続け、“新生代のみんなのアイドル”として私たちにたくさんの夢と元気を届けてくれるでしょう。

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