
公式サイト:https://cutiestreet.asobisystem.com/
結成の背景とグループコンセプト
CUTIE STREET(キューティー ストリート)は、2024年夏にデビューした8人組の女性アイドルグループです。
原宿発のアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」から生まれた第5弾グループで、グループ名には「どんな私(CUTIE)にもなれるし、どんな場所(STREET)へだって行ける」という願いが込められています。
つまり、メンバー自身もファンも“一人ひとりがなりたい自分を見つけて羽ばたいてほしい”という思いが反映されたネーミングです。
グループのコンセプトは「KAWAII MAKER」で、年齢も経歴も様々な8人がそれぞれの創り出す「かわいい」を原宿から世界へ発信していくことを掲げています。
まさに「かわいい文化の発信者」として、日本のみならず海外へもキュートな魅力を届けることを目指しているのです。
所属事務所とプロデューサー
CUTIE STREETは、原宿系カルチャーで知られる芸能事務所アソビシステム(ASOBISYSTEM)に所属しています。
同社はきゃりーぱみゅぱみゅなどを輩出したことで有名で、近年は「KAWAII LAB.」というアイドルプロジェクトに力を注いでいます。
プロジェクトの総合プロデューサーを務めるのは木村ミサさん。
彼女自身、モデルやタレントとして活動し、かつてアイドルグループ「むすびズム」のリーダーを務めた経歴があります。
「アイドル経験者であり大のアイドルファン」でもある木村ミサさんがプロデュースするだけあって、CUTIE STREETも発表直後からアイドル界隈で注目を集めました。
木村さんは「原宿から世界へ」というコンセプトのもと、メンバーの個性を生かしつつ愛情たっぷりに育成を行っており、ファンからは「成長を見守りたくなるプロデュース」と評判です。
所属レーベルはアソビシステム傘下のKAWAII LAB.(ASOBIMUSIC)。
このレーベルからは先輩グループのFRUITS ZIPPERやCANDY TUNE、SWEET STEADYなどもデビューしており、CUTIE STREETはその末っ子的存在です。
「きゅーすと」の愛称で親しまれ、ファンは「きゅーてすと」と呼ばれています(グループ名と「cute(可愛い)」を掛けた洒落たネーミングですね)。
個性豊かなメンバー紹介
CUTIE STREETのメンバーは全部で8名。
それぞれ出身地も経歴もバラバラで、多様性あふれる顔ぶれです。
ここではメンバーの名前・特徴・経歴・担当カラーを簡単にご紹介します:
古澤里紗(ふるさわ りさ) – 担当カラー:黄色(レモンクリーム)

Instagram:https://www.instagram.com/fuuuuu_ri/
熊本県出身、2000年11月8日生まれ。
グループ最年長で158cmの長身(メンバー内では一番の長身です)。
愛称は「ふーりー」。モデルや女優、インフルエンサーとしても活動しており、小学生の頃からモデル経験があるファッショニスタです。
自身のアパレルブランド「Me roir(メロワール)」をプロデュースするほどおしゃれに精通しています。
趣味はかわいい服づくりで、フレンチガーリーなファッションがトレードマーク
。実はハーフ(日本人とフィリピン人の血を引く)で、その大きな瞳の下にあるホクロがチャームポイント。
8歳からアイドルに憧れていた努力家で、「今日、好きになりました。」という高校生恋愛リアリティ番組に出演していた経歴もあります。
高校時代には乃木坂46のオーディションに挑戦したことも。
グループ最年長らしく落ち着きと包容力があり、CUTIE STREETを優しく引っ張るお姉さん的存在です。
佐野愛花(さの あいか) – 担当カラー:赤

Instagram:https://www.instagram.com/aika.sano_official/
東京都出身、2000年11月26日生まれ。
里紗と同じく25歳前後の年長組。身長151cmと小柄ながら、9年間のダンス経験がありキレのあるパフォーマンスが魅力です。
スポーツ全般が得意で誰とでも仲良くなれる社交的な性格を持ち、グループではムードメーカー的存在。
趣味はドラマ・映画鑑賞と食べ歩きで、美味しいものを頬張る笑顔がキュートです。
女優としてドラマ出演経験もあり(高校生の恋愛リアリティ番組「恋する♥週末ホームステイ」にも参加していました)、演技や表現力に長けています。
「ニコッ」と笑った笑顔が最高の武器で、本人も自分のスマイルを“キューティーポイント”に挙げています。
真面目で一生懸命な一方で少し抜けているところもあり、そのギャップが愛らしくファンから「癒し担当」として親しまれています。
板倉可奈(いたくら かな) – 担当カラー:ミントグリーン

Instagram:https://www.instagram.com/kana.sii.i/
千葉県出身、2001年11月11日生まれ。
身長157cm、幼い頃からキッズモデルとして活動してきた経歴を持ち、現在もファッション誌のモデルやYouTuberとしても活躍中です。
特技はダンスで、小柄ながらしなやかなダンスパフォーマンスに定評があります。
趣味はYouTube鑑賞とアニメ鑑賞ということで、オタク気質な一面も。クールな猫目が印象的で、本人曰く自分の「猫のような目元」がチャームポイント。
実はとても照れ屋でシャイな性格ですが、ステージに立つと一転して堂々とした表情を見せてくれます。
過去にはテレビ東京系ドラマ「息をひそめて」(2021年)に出演した経験もあり、表現者としての幅広さも兼ね備えています。
普段は穏やかでほんわかしていますが、決めるときはピシッと決める芯の強さを持った頑張り屋さんです。
増田彩乃(ますだ あやの) – 担当カラー:青

Instagram:https://www.instagram.com/m_ayano26/
愛知県出身、2003年5月26日生まれ。
身長156cmで以前からアイドル活動の経験があり、A♡Z(エーゼット、2021年)やLapilaz(ラピラズ、2022〜2023年)というグループで活動していた実績があります。
つまりステージ経験豊富な実力派です。趣味は音楽鑑賞とディズニーが大好きなことで、ディズニーの世界観に詳しく「夢と魔法」を語り出すと止まらない一面も。
特技はドナルドダックのものまねというお茶目さで、バラエティ力も抜群です。
高校時代には「日本一かわいい女子高生」を決める“ミスJKコンテスト2020”のファイナリストにも選ばれた経歴があり、正統派の可愛さと度胸を兼ね備えています。
実は高校生恋愛番組「今日、好きになりました。」に里紗と同じシリーズで参加していたこともあり、そうした経験からか共感力が高く面倒見の良い性格です。
笑顔が明るく、グループの太陽のような存在としてファンを元気づけてくれます。
川本笑瑠(かわもと えみる) – 担当カラー:オレンジ

Instagram:https://www.instagram.com/_emiru._/
神奈川県出身、2002年4月22日生まれ。
身長149cmとグループ最小柄ですが、アイドル歴は最長ともいえる経験豊富なメンバーです。
小学〜中学生時代に子役的アイドルグループamorecarina東京や派生ユニットに所属し、その後ティーンズアイドルグループTokyo CuteCute(2015〜2019年)で活動、さらに2021年にはアイドルグループHO6LA(ホムラ)に参加していました。
HO6LAでは「スマイル担当(smile ignition)」としてグループを盛り上げていた経歴があり、まさに笑顔でみんなを元気にする達人です。
趣味・特技は意外にもアクティブで、水上バイクを操縦できる(小型特殊船舶の免許を持っています!)ほか、ダイススタッキングやリボン結びなどユニークな特技もあります。
歌とダンスが大好きで、舞台女優の経験もありますが「やっぱりアイドル活動が一番!」と語る生粋のアイドル魂の持ち主です。
カフェ巡りが趣味で甘いものに目がなく、小柄な体でモリモリご飯を食べる姿が「見ていて気持ちいい」とファンに評判。
長年の経験で培った表現力や度胸があり、パフォーマンス中のキラキラした笑顔と長いまつ毛がチャームポイントです。
梅田みゆ(うめだ みゆ) – 担当カラー:水色(ライトブルー)

Instagram:https://www.instagram.com/miyu_.0913/
北海道出身(生まれは熊本県育ちとの情報もあり)2004年9月13日生まれ。
身長150cmで彩乃と同じくA♡ZやLapilazで活動していた元アイドルで、当時は「右近 心優(うこん みゆ)」という名前で活動していました。
髪型アレンジが得意という器用な一面を持ち、グループ内ではヘアメイク担当とも言えそうです。
趣味はおしゃれなカフェ巡りで、SNSには可愛いカフェスイーツの写真をよくアップしています。
好きな食べ物は卵料理とお鍋という庶民的なところも親近感が湧きますね。
彼女も2020年のミスJKコンテストでファイナリストに選出されており、高校時代からその可愛さはお墨付きです。
にっこり笑うと目が線のように消えてしまう愛嬌満点の笑顔がチャームポイントで、見る者をほっこりさせる魅力があります。
実はCUTIE STREET加入前の8か月間、川本笑瑠と共にKAWAII LAB.の練習生組織「KAWAII LAB. MATES」に在籍しており、研修を積んでからデビューしています。
持ち前の努力家気質でメキメキ成長中の頑張り屋さんです。
真鍋凪咲(まなべ なぎさ) – 担当カラー:紫

Instagram:https://www.instagram.com/nagisa_manabe/
大阪府出身(※一部で神奈川県との情報もありますが公式では大阪生まれとされています)、2004年6月28日生まれ。
身長161cmとスタイル抜群で8人の中では珍しく芸能活動未経験からオーディションで合格したシンデレラガールです。
ダンスとバドミントンが特技で、高校ではバドミントン部に所属していたスポーツウーマン。
ニックネームは名字にちなみ「なべちゃん」で親しまれています。趣味はYouTubeでルーティン動画(生活vlogなど)を見ることで、おっとり癒し系の性格が伺えます。
好きな食べ物はラーメン・餃子・ニラと、こちらも庶民派で飾らない人柄です。
おでこを出した髪型が多く、その綺麗なおでこが本人のキューティーポイント。
未経験ながら、KAWAII LAB. MATESの研修生として約8か月訓練を積み、見違えるほどダンスパフォーマンスが向上した努力型です。
誰に対しても礼儀正しく、少し緊張しいなところもありますが、その初々しさが「守ってあげたい!」とファン心をくすぐっています。今後の成長が楽しみな原石です。
桜庭遥花(さくらば はるか) – 担当カラー:ピンク

Instagram:https://www.instagram.com/pa___.ru/
北海道出身、2006年1月29日生まれ。
現在19歳(グループ最年少)ですが、経歴は華やか。2023年に開催された大規模オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」に参加し、最終順位19位という健闘を果たした実力者です(惜しくもデビューメンバーには選ばれませんでしたが、多くの視聴者に存在を知られました)。
ファッション誌LARMEのレギュラーモデルも務めており、その透明感あるルックスで女性人気も高いメンバーです。
愛称は「ぱるたん」、趣味・特技は「いっぱい寝ること」(どこでも長時間寝られるそうです)、ピカチュウのモノマネ、漫画を読むことと公言しており、マイペースでちょっぴり天然な可愛さがあります。
154cmと小柄ですが、ステージ上では大きく見える存在感の持ち主。
電子オルガン(エレクトーン)が弾ける音楽的才能もあり、実家で犬を2匹飼っている愛犬家でもあります。
性格はインドア派で少し心配性なところもあるそうですが、裏を返せば慎重で努力を怠らないタイプと言えます。
そんな遥花はデビュー前から既に注目度が高く、彼女目当てでCUTIE STREETに関心を持ったファンも多いはずです。
末っ子でありながらグループのセンター的存在感を放ち、無邪気な笑顔と時折見せる大人びた表情のギャップで多くのファンを虜にしています。
個性の宝石箱
CUTIE STREETのメンバーは個性の宝石箱!モデル、女優、元アイドル、未経験者…とバックグラウンドは様々ですが、それぞれが自分の「好き」や「得意」を活かしてグループに彩りを添えています。
8人全員がボーカルを務め、誰がセンターになってもおかしくない実力派揃い。
そして何より、全員が共通して持っているのは「かわいいを追求する情熱」です。
それぞれのメンバーカラーも鮮やかで、ライブでは8色のサイリウムがステージを輝かせます。
きっとあなたの推しメン(お気に入りメンバー)も見つかるはずですよ。
活動内容:ライブ・SNS・メディアでの展開
CUTIE STREETは結成発表から怒涛の勢いで活動を展開しています。
2024年7月23日にKAWAII LAB.から新グループ発足が告知され、7月30日にグループ名とメンバーがお披露目されました。
そして8月4日には早くも夏の大型アイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」内のKAWAII LAB.ステージにてデビューライブを敢行。
炎天下の中、初ステージでオリジナル曲「ハロハロミライ」や「かわいいだけじゃだめですか?」を初披露し、詰めかけたアイドルファンから大きな注目を集めました。
デビュー後は音楽リリースとライブ出演を精力的にこなしています。まず2024年9月9日にデジタル配信シングル第1弾「かわいいだけじゃだめですか?」をリリース。
この曲は後述するようにSNSで話題沸騰となりました。同年10月には2曲目「ハロハロミライ」を配信。そして11月13日には待望の1st CDシングル『かわいいだけじゃだめですか?』を発売。
表題曲含む計5曲入りで、「ひたむきシンデレラ!」「解(ときほぐすようなバラード曲)」など多彩な楽曲が収録されました。
発売日に記念ライブイベントも開催され、会場はファンで満員に。12月にはヒューリックホール東京にて単独ライブ「-02 STREET-」を成功させ、新曲「ラブトレ(LOVE TRAIN)」も初披露するなど、大舞台で着実に実績を積みました。
2025年に入ってからも怒涛の展開が続いています。
1月から4月にかけて、「Happy世界!(ハッピーせかい!)」「LOVE TRAIN(ラブトレ)」「ハルフレーク」など毎月デジタルシングルをリリースし、新曲を次々と発表。
かわいいだけでなくポップロック調や季節感のある楽曲など、曲ごとに新しい魅力を見せてくれています。
2月2日には東京・豊洲PITにて初のワンマンライブ(単独コンサート)「CUTIE STREET ワンマンLIVE」を開催しました。
デビューから半年とは思えない堂々たるパフォーマンスで、会場を埋めた多くのファンを魅了し大成功を収めました。
このライブで感じた一体感は、メンバーにとっても大きな自信となったようです。
また、2025年3月~4月にはグループ初の全国ツアー開催も決定。
全国12都市で15公演を行う規模で、地方のファンにも直接会いに行く積極的な展開を見せています。
デビューから1年経たずしての全国ツアーは異例で、CUTIE STREETの勢いと人気の高さを物語っています。
メディア出演にも力を入れており、ラジオ番組もスタートしました。
2025年2月から放送開始のその名も「CUTIE STREET♡KAWAII MAKER Radio」という初の冠レギュラー番組では、メンバーが週替わりで登場し、ガールズトークや楽曲解説などを繰り広げています。
メンバー同士の仲良しトークが聴けるとファンに好評で、「仕事帰りの癒やし」と中年世代のリスナーからの支持も獲得しています。
テレビやネット配信でも注目を浴びています。
特に話題になったのが、人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」への出演です。
デビュー間もない2024年末、第500回記念回にCUTIE STREETが登場し、代表曲「かわいいだけじゃだめですか?」を一発録りでパフォーマンスしました。
アイドルグループがTHE FIRST TAKEに呼ばれるのは異例で、緊張感あるステージながらも全員で息を合わせて歌い切り、その実力と歌声が「生歌でもイケる!」と音楽ファンの間で評価されました。
8人のハーモニーと曲の可愛さが際立ち、新たな層の視聴者を惹きつける結果となっています。
紙媒体でもインタビュー掲載や雑誌の表紙が続々と決まっています。
音楽雑誌「MARQUEE」では2024年末にバックカバー(第二表紙)を飾り、8ページに及ぶ特集インタビューが組まれました。
また、各メンバー個人でもファッション誌やWEBメディアへの登場が増えており、桜庭遥花はLARMEモデルとして誌面を飾るほか、ファッションイベントに登壇するなどアイドルの枠を超えた活躍も見せています。
こうしたメディア露出の積み重ねで、アイドルファン以外にもCUTIE STREETの名が届き始めています。
さらにSNSでの情報発信にも余念がありません。
公式Twitter(X)やInstagram、TikTok、YouTubeチャンネルを開設し、メンバー自身がこまめに更新しています。
特にTikTokにはリハーサル風景や楽屋でのオフショット、楽曲に合わせた短いダンス動画などが頻繁に投稿され、メンバーの素の可愛さや仲の良さが垣間見えると評判です。
Instagramでは衣装の写真や私服コーデ、ストーリーズでの生配信も行い、ファンとの距離を縮めています。
Twitter(X)では各メンバーの個人アカウントも存在し、それぞれが日常の出来事や番組出演情報を発信。フォロワーとのリプライのやりとりも積極的で、「推しが身近に感じられる!」と好評です。
こうしたSNS戦略も相まって、デビューから短期間で公式YouTubeの登録者は20万人を突破、総再生回数は1億7千万回を超えるなどデジタル上での存在感も抜群です。
このようにCUTIE STREETはライブ・音楽リリース・メディア出演・SNS発信と四方八方からファンにアプローチしており、「原宿から世界へ」の言葉どおり多彩なプラットフォームで活躍しています。
デビュー直後のフレッシュさを保ちつつ着実に経験を積む彼女たちから、今後も目が離せません。
代表曲と歌詞の魅力
CUTIE STREETの楽曲は、グループ名やコンセプトに沿って「かわいい」を全力で表現しつつもメッセージ性のあるものが多いです。
中でも代表曲といえば、やはりデビュー曲の「かわいいだけじゃだめですか?」でしょう。
タイトルを直訳すると「かわいいだけじゃだめですか?」となり、一見すると挑戦的な問いかけのようにも感じられます。
この曲はアップテンポでポップなメロディーに乗せて、「かわいい」というフレーズを何度も繰り返す中毒性のあるサビが特徴です。
思わず口ずさみたくなる可愛らしい曲調ですが、実はメロディーラインにはどこか切なさも潜んでおり、そこがクセになると評判です。
歌詞のテーマはズバリ「自己肯定感の向上」。
例えば曲中には「だって私、かわいくて最高!」というような、自分の可愛さを肯定するストレートなフレーズが登場します。
一歩間違えると「あざとい」と思われかねないセルフラブの表現ですが、この曲では明るくポジティブに自分を好きになることを歌っており、聴いていると元気が湧いてくる応援歌の側面も持っています。
サビのラストで繰り返される「かわいいだけじゃダメですか?」という一節には、実は二重の意味が込められているように感じます。
表向きには「ただ可愛いだけでは不十分なの?」と問いかけ、自分の存在価値を試すようなニュアンス。
しかし裏を返せば「可愛いだけでも十分素敵じゃない?」という肯定にも聞こえるのです。この絶妙なバランスの歌詞が、多くの共感を呼びました。
特に若い女性リスナーからは「自分に自信が持てる」「落ち込んだ時にこの曲を聴いて“私だって可愛いんだから大丈夫!”と前向きになれる」といった声が上がっています。
また、この曲の振り付けも非常にキャッチーで魅力の一つです。
サビ部分では両手をパーとグーに開閉する動きを繰り返し、最後にまるで歌舞伎役者が見得を切るようにキメポーズをするユニークなダンスが特徴的です。
可愛い振りの中にちょっと和風テイストのキメが入るギャップが「クセになる!」と話題になりました。
メンバーが上目遣いでこのポーズを決めながら「かわいいだけじゃダメですか?」と問いかける様子は、まさに“あざとかわいい”の極みで、その絶妙な可愛さに思わずドキッとしてしまいます。
この振付はTikTokなどで真似する人が続出し、一種のチャレンジ化して拡散されました。
他の楽曲も魅力的です。たとえば「ハロハロミライ」はタイトル通り「ハロー!未来!」と未来への希望を歌う爽やかな曲で、疾走感のあるサウンドが印象的。メンバー全員で手を振り上げる振付がライブで盛り上がります。
「ひたむきシンデレラ!」は努力を惜しまない女の子の気持ちを重ねた可憐な楽曲で、サビ前の「いつか王子様が…なんて待っていられない!」という歌詞が印象的です。
どの曲にも共通するのは、前向きで聴く人の背中を押してくれるメッセージが込められていること。
それを「カワイイ」のフィルターを通してポップに届けてくれるので、元気が欲しい時にピッタリなのです。
また最近では「We can’t stop suddenly!(キューにストップできません!)」や「ちきゅーめいくあっぷ計画」といったユニークなタイトルの曲も発表されました(2025年7月発売の2ndシングルに収録予定)。
前者は「急に止まれない!」という意味ですが、グループ愛称の「きゅーすと(CUTIE STREET)」にかけたダジャレタイトルで、ノリノリのダンスチューン。
後者は「地球メイクアップ計画」とでも訳せるようなコミカルな曲名で、ヤバイTシャツ屋さんのありぼぼさんが作詞を手掛けたことでも話題です。
コミカルさの中にも環境や世界を明るくしていこうというテーマが垣間見え、遊び心たっぷり。こうした楽曲面での仕掛けも、アイドルファンを飽きさせないポイントでしょう。
歌詞について補足すると、CUTIE STREETの楽曲は総じて「かわいい」に対する肯定が根底にあります。ただし単に「私たち可愛いでしょ?」と押し付けるのではなく、「あなたも私もみんな可愛くて最高だよね!」という共感と巻き込みのスタンスが感じられるのです。
これはプロデューサー木村ミサさんの狙いでもあり、「アイドルがファンに元気や自信を与える存在であってほしい」という想いが反映されているように思います。
実際、ファンからは「CUTIE STREETの曲を聴くと自分まで可愛くなった気持ちになれる」「落ち込んでいたけど歌詞に救われた」という声も上がっており、楽曲の力がしっかり届いていることが分かります。
人気の理由とバズった経緯
CUTIE STREETがここまで急速に人気を獲得した理由として、まず挙げられるのがデビュー曲のSNSバズです。
「かわいいだけじゃだめですか?」はデビュー直後の2024年秋にリリースされるや否や、TikTokを中心に爆発的な拡散を見せました先述の可愛い振り付けを真似した動画がティーンの間で流行し、わずか数週間でTikTokの関連動画が何万本とも言われるほど投稿されたのです。
公式が用意したハッシュタグチャレンジに限らず、一般ユーザーがおもしろアレンジを加えた動画も多数作られ、「両手グーパーからの歌舞伎ポーズダンス」が一人歩きしてトレンド化しました。
その結果、Billboard JAPANが発表するTikTok楽曲チャート「TikTok Weekly Top 20」では8週連続チャートイン、うち5週連続で1位を記録するという驚異的なヒットとなりました。
2024年の年間TikTok流行楽曲チャートでも年間8位にランクインし、CUTIE STREETの名が一躍広まることになります。
SNSでのバズはデジタルの指標にも如実に表れました。
公式YouTubeに公開された「かわいいだけじゃだめですか?」のミュージックビデオは、2024年10月の公開から約2か月半後の2025年1月には再生回数2,000万回を突破。
週刊再生回数チャートで1位を獲得するなど、アイドル界では異例の数字を叩き出しました。
また音楽ストリーミングでも累計再生数が伸び続け、日本レコード協会(RIAJ)のストリーミング部門でプラチナ認定(1億回再生相当)を受ける快挙も達成しています。
CD売上やダウンロード数だけでなく、こうしたサブスクや動画再生で結果を残せるのは、新世代アイドルとして大きな強みです。
音楽チャート上でもデビュー曲が存在感を示しました。
オリコン週間ランキングでは初登場3位、Billboard JAPAN総合ソングチャート「Hot 100」では最高2位を記録し、「新人アイドルのデビュー曲がいきなりトップ3入り」というニュースが業界をザワつかせました。
カップリング曲の「ひたむきシンデレラ!」もBillboardで36位に入るなど、表題以外の曲まで注目される結果に。
メディア各所もこれを取り上げ、音楽ナタリーやモデルプレスといったニュースサイトで特集記事が組まれました。
バズった背景には、楽曲やパフォーマンスの魅力以外にも時代の追い風があったと分析されています。
音楽ライターの栄谷悠紀氏は、「FRUITS ZIPPER『わたしの一番かわいいところ』の成功と同様、CUTIE STREETの飛躍にはショート動画文化の浸透と、彼女たちが体現する“あざとかわいい”への肯定的な風潮がある」と指摘しています。
つまり「短くインパクトのある動画」が好まれる世の中になったこと、そして女の子が自分を可愛いと認めてアピールするスタイルが受け入れられる雰囲気が、両グループのヒットを後押ししたというのです。
特にCUTIE STREETの場合、上目遣いで「かわいいだけじゃだめですか?」と問いかける仕草が象徴するように、計算された可愛さ(=あざとかわいさ)が嫌味なくポジティブに映ったのが勝因でしょう。
また「かわいい+自己肯定感アップ」というテーマ自体が、2020年代のトレンドにマッチしました。Z世代向けメディア「MERY」は2024年のトレンドワードに「自己肯定感爆上げ可愛いソング」を挙げており、その一例として「かわいいだけじゃだめですか?」を取り上げています。
「自分がかわいくて最高!」というストレートなメッセージが、自己肯定感を高めたい若年層に響いたわけです。
興味深いのは、この自己肯定のテーマが若年層だけでなく30代以降にも刺さっている点です。
Billboard JAPANのレビューでは、CUTIE STREETや類似コンセプトのアイドルについて「従来のアイドル像とは異なる令和の女性アイドル像」であり、「“最高な自分”を各自が発信できるプラットフォーム時代だからこそ、年代問わず永遠のテーマとして支持される」と分析されています。
実際、「かわいいって言葉がこんなに心に沁みるとは思わなかった」「自分も若い頃にこの曲が欲しかった」といった30代以上のリスナーからの声もネット上で見受けられます。
もう一つ、人気の理由として欠かせないのがメンバー自身の魅力と発信力です。
前述のように多彩なバックグラウンドを持つ8人が集まっているため、ファン側も入り口が多いのです。例えば「もともと桜庭遥花ちゃん推しで番組を追っていた延長でCUTIE STREETを知った」「元Lapilazの子たちがいると聞いて興味を持った」「モデル活動してたふーりー(古澤里紗)のファンだった」等々、様々な入り方で新規ファンが流入しました。
その期待に応えるように、メンバー各自がSNSで個性豊かな発信をしてファンを楽しませています。「推しとの距離が近い」と感じさせる投稿や、ライブでのファンサービス(客席に手を振ったり名前入りボードに反応するなど)も積極的です。
こうした双方向のコミュニケーションがファンの心を掴み、熱狂的な支持につながっています。
さらに、CUTIE STREETはYouTube Musicが選ぶ公式プレイリスト「アイドルネクストジャパン」のカバー(表紙)に抜擢されるなど、業界内からの推しも受けています。
2025年にはそのプレイリストの顔として掲載され、「新人ながら異例の速さ」と話題になりました。
これによりライト層にもアピールでき、「YouTubeでたまたま見かけて曲を聴いてハマった」という新たなファンを獲得しています。
総合すると、キャッチーな楽曲+SNS戦略+多様なメンバー魅力+時代性がガッチリ噛み合ったことでCUTIE STREETはブレイクしたと言えます。
まさに狙って出せるヒットではなく「満を持して出てきたスター候補が、タイミング良く飛躍した」という印象です。
デビューからまだ日が浅い中でこれだけ結果を出しているのは驚異的で、今後さらにスケールアップしていく可能性を秘めています。
幅広いファン層と魅力:中年男性にも共感される理由
CUTIE STREETのファン層は10代・20代の若者からアイドル好きの30代・40代まで非常に幅広いです。
特に最近のアイドルグループとしては珍しく、男性だけでなく女性ファンも多いことが特徴に挙げられます。
自己肯定感を高める歌詞や、メンバーにモデル経験者がいることなどから、女性から見て憧れや共感を持てる存在となっているのです。
ライブ会場でも女性ファンがカラフルなペンライトを振って応援する姿が数多く見られ、「女子が憧れるかわいさ」を具現化したグループとして支持を集めています。
一方で、中年男性からの支持も見逃せません。
一般的にアイドルの現場は中高年男性ファンが多いイメージがありますが、CUTIE STREETの場合、その中年層からの共感のされ方が少し他とは違います。
彼らは単に「若くて可愛い女の子を応援したい」という視点だけでなく、CUTIE STREETのポジティブな世界観や懐かしさに惹かれているようです。
例えば、「かわいいだけじゃだめですか?」の歌詞にある自己肯定のメッセージは、若い頃に自己評価の低かった世代(現在の中年世代)にとって心が救われるような温かさがあります。
「自分なんて…と卑下しなくていいんだ、可愛いって思っていいんだ」と肯定してもらえる感じが、中年男性の心にも響き、「娘に言われているようで泣けてくる」という声さえあります。
実際、30〜40代の男性ファンがブログ等で「Cutie Streetに元気をもらって仕事を頑張れている」「彼女たちの曲を聴くと明日も笑顔でいこうと思える」と綴っているのを目にします。
アイドルソングが人生の応援歌になっている点で、年代を超えた支持を得ているのです。
また中年男性ファンは、CUTIE STREETにどこか懐かしい「王道アイドル」の空気も感じ取っているようです。
メンバーの明るさや一生懸命さ、楽曲の中に漂う昭和・平成アイドルソングのエッセンス(キャッチーなフレーズやちょっと切ないメロディ)が、往年のアイドル黄金期を知る世代の琴線に触れているのでしょう。
「最近のアイドルは洗練されすぎていたけど、きゅーすとは良い意味で古き良きアイドルらしさがある」と評価するベテランファンもいます。
例えば、振り付けの中の歌舞伎ポーズなんていうのは昭和のアイドルにも通じるコミカルさですし、複数人でフォーメーションダンスをしながらニコッと笑う王道のパフォーマンスは安心感すら与えてくれます。
それでいてSNSや現代的な要素も取り入れているので、「自分たち中年にもわかる親しみやすさ」と「新時代の面白さ」の両方を感じられるというわけです。
さらに、メンバーの年齢構成が20代前半~10代後半と幅があることもポイントです。
中でも最年長の古澤里紗・佐野愛花は24〜25歳ですから、ファン側の30代男性からすると「若すぎて話が合わない」こともなく、適度に大人っぽさも感じられる存在です。
里紗は大人びたファッションセンスや落ち着きがあり、愛花も社交的でしっかり者なので、年上ファンからすると妹や娘というより同僚や友人に近い親しみを覚えるのかもしれません。
逆に最年少の遥花は守ってあげたくなるような可憐さがありますから、娘を応援するような気持ちで見守るファンもいるでしょう。
8人いればキャラクターは様々ですから、「自分と年齢が近い推し」「娘くらいの年だけど頑張ってるから応援したい推し」など、各世代の心に刺さる推しメンを見つけやすいわけです。
CUTIE STREETのファン対応も中年男性に好評な点です。
ライブの特典会(ハイタッチ会やサイン会など)では、一人一人のファンに丁寧に接し、初見の人にもニコニコと笑顔で挨拶してくれると評判です。
緊張して固まってしまったおじさんファンにもメンバーから気さくに話しかけてくれるので、「年甲斐もなくドキドキした!」「若い子とも普通に話せて嬉しい」と感動する声もあります。
木村ミサPの方針か、メンバーはいわゆる「神対応」(ファンへの思いやりあふれる対応)を心がけているようで、そのホスピタリティに心を掴まれる中年男性ファンは少なくありません。
そして何より、中年男性がCUTIE STREETに共感するのは「一生懸命に夢を追う姿」ではないでしょうか。
社会で揉まれてきた大人ほど、若者が汗をかきながらキラキラ輝いている姿に胸を打たれるものです。
CUTIE STREETのメンバーは新人とはいえステージで全力で歌い踊り、トークでは拙いところも隠さず一生懸命さを出します。
そのひたむきなパフォーマンスを見て、「自分も頑張ろう」と励まされる中年男性が多いのです。
特にグループ最年少の遥花が、オーディションで悔しい思いを乗り越えてデビューを掴んだ話や、未経験から努力している凪咲の成長物語などは、青春ドラマのようで大人の心にも響きます。
「自分の娘世代がこんなに頑張ってるんだから、自分も負けてられない」と感じさせるパワーがCUTIE STREETにはあるのです。
総じて、CUTIE STREETの魅力は年代・性別を問わず応援したくなる要素に溢れています。
可愛いルックスとキャッチーな音楽で若者を惹きつけ、メッセージ性と頑張る姿で大人を共感させる――まさに老若男女を巻き込むアイドルと言えるでしょう。
実際、ライブ会場では10代女子から40代男性までが一緒になって「きゅーすと最高!」と声を上げています。
この光景こそ、CUTIE STREETが目指す「原宿から世界へ、みんなを笑顔に」の体現かもしれません。
まとめ:CUTIE STREETに今後も注目!
デビューして間もないながら、CUTIE STREETは結成背景からコンセプト、メンバーの個性、楽曲の魅力、そしてSNS時代の波に乗ったバズり方まで、語るべき話題が盛りだくさんのグループです。
「KAWAII MAKER」として原宿から発信される彼女たちの可愛さとポジティブさは、日本中のファンの心を掴み、さらに海外へも届き始めています。
所属事務所アソビシステムと木村ミサPのバックアップのもと、ライブやメディアを通じて着実にステップアップしている姿は頼もしく、これからのアイドルシーンを牽引する存在になる可能性を秘めています。
まだCUTIE STREETを知らなかったという方も、ぜひ一度彼女たちの楽曲やパフォーマンスをチェックしてみてください。
YouTubeにはミュージックビデオやライブ映像が公開されていますし、TikTokでは彼女たちの可愛すぎるダンスを見ることができます。
きっと「こんなアイドル待ってた!」と感じるはずです。
そして気になるメンバーが見つかったら、ぜひSNSをフォローして日々の投稿を覗いてみてください。
お茶目なオフショットやファッションコーデ、メンバー同士の仲良し動画など、推せば推すほど新たな魅力を発見できますよ。
CUTIE STREETはまだ始まったばかり。
8人それぞれが“なりたい自分”を体現しながら、ファンと一緒に夢のステージを駆け上がっています。
このブログ記事を読んで興味を持ったあなたも、ぜひ「きゅーてすと」の仲間入りをして、一緒に彼女たちの成長を追いかけてみませんか?きっと明日からの毎日が、今までよりちょっぴり明るく、そして可愛く感じられることでしょう。
CUTIE STREETの今後の活躍に要注目です!







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